外来・在宅往診

内科外来のご案内

当院内科は、幅広い健康問題をあつかう家庭医的な診療を実践しています。
どの科にかかればよいかわからない、といった症状や相談がある場合にはどうぞ受診してください。

~診療体制表~ 2024年2月より

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午前診
9:00~12:00

谷本
山岡 (予約のみ)
振動療
谷本
(11時まで)
中濱
大木

山岡 (予約のみ)
谷本
谷井
谷本
吉田
中濱
藤原
大木
谷井大木
(第1・3週)
谷本中濱
山岡 (予約のみ)
(第2・4週)
当番(第5週)
午後診
14:30~17:00
中濱 谷井 竹内 山上 山岡 (予約のみ)
夜間診
17:00~18:00
大木 谷井 竹内 谷本 山岡 (予約のみ)
(第1・3週)
当番
(第2・4・5週)

※各担当医は、変更になる場合があります。
※火曜日の午後診は15:00~になります。

生活習慣病

高血圧、糖尿病といった慢性疾患を主体として、病院機能を生かした検査や全身管理を実施します。

急性疾患

急性のかぜや腹痛、胃腸症状といった急性症状への対応や、日常の健康問題への相談にも応じることが出来ます。痰を伴う咳といった症状の場合、当院外来では細菌の染色検査を迅速に実施し、その結果に基づいた治療を行っています。頻度の高い胃腸症状などについては、胃カメラ、大腸カメラ、腹部エコー検査などを必要に応じて実施します。

在宅診療のご案内

 在宅療養を希望されている方が、家族に囲まれて、住み慣れた家で最後まで過ごせるように、他医療機関・訪問看護ステーション・ケアマネジャーとの連携で、患者様・ご家族が安心して療養するためのお手伝いをさせていただきます。24時間体制での在宅医療の提供、緊急時対応や入院調整、他の医療(介護)機関との連携や相談などを行います。

訪問診療について

  • 医師が患者様のご自宅や施設を訪問し、定期的に診療をおこないます。
  • 夜間や休日も、必要に応じて往診します。
  • お薬は、訪問時に処方箋をお渡ししますので、お近くの調剤薬局に取りにいっていただくようになります。

訪問診療の対象となる方

  • 病院から退院してご自宅で療養される方
  • 医療機関への通院が困難な方
  • ターミナルケアが必要な方

訪問診療のスケジュール  2022年7月より

 
午前診9:00~12:00
午後診14:30~17:00 大木 谷本
(隔週)
中濱 谷井
(第1・3)

※祝・祭日で、訪問日が変更になる場合があります。
※訪問時間は、その日の訪問場所や訪問時間によって変わります。ご了承ください。

費用について

  • 医療保険分として、毎回の訪問診療料の他に、月1回の指導管理料が加算される場合があります。
  • 介護保険のサービスを利用されている方は、患者様や家族様に療養上の指導を行った場合、月2回まで、居宅療養管理指導料が必要になります。

※費用は、各患者様の医療費自己負担割合や、訪問回数によって変わります。

お問い合わせ

申し込みやご相談は、内科外来までお願いします。

生活習慣病ってなに?

偏った食生活や運動不足、ストレス、喫煙など、毎日の好ましくない生活習慣が積みかさなって引き起こされる病気です。

多くの生活習慣病は、自覚症状がはっきりあらわれにくく、 相当の年数を経てから病状が現れてくるのが特徴です。
代表的なものに脂質異常症(これまでの高脂血症)、高血圧症、糖尿病があります。
これらの疾患も自覚症状が現れにくく、気づかないうちに動脈硬化がすすみ、 狭心症や心筋梗塞、脳卒中、閉塞性動脈硬化症などの病気を引き起こします。
このほか、がん、腎臓病、肝臓病、骨粗鬆症、歯周病なども生活習慣病に入ります。
最近では、肥満がきっかけで起こるメタボリックシンドロームが話題になっていますが、 いくつかの生活習慣病や因子が重なると、心臓病や脳卒中が生じる危険性が一層高まります。
それぞれの病気が深く関係する生活習慣病の特徴をおさえ、自分は大丈夫と過信せずに、 毎日の生活全般に注意を払いましょう。

病気を発症させその進行に影響を及ぼす生活習慣とは?

~ライフスタイルを改善しましょう!~

  • 食生活はバランスよく習慣(食べ過ぎ、偏食、食事時間不規則の改善)
  • 体重の変化に気を配りましょう
  • 適度な運動を生活に取り入れましょう
  • 睡眠を十分にとり、リラックスした毎日を過ごしましょう
  • タバコはやめましょう
  • 飲酒はほどほどにしましょう

生活習慣をチェックしましょう!

狭心症や心筋梗塞、脳卒中、閉塞性動脈硬化症などの重大な病気を防ぐためには脂質異常症、高血圧、糖尿病などを正しく知る必要があります。 また、自覚症状がなくとも定期的に自分の身体の状態をチェックすることが大切です。

慢性肝炎について

◆慢性肝炎は第二の国民病!(第一は結核でした)

慢性肝炎は原因の如何を問わず、肝硬変・肝臓がんへの進行をいかに予防するかが最大の課題と言えます。
とりわけ国内で200万人とも300万人ともいわれるウイルス性肝炎(B型及びC型)は、肝臓がんの主要な原因(全肝臓がんの80%がC型肝炎による)となっています。

平成11年、日本肝臓学会は「肝がん白書」を発表しました。
そこでは「HCV感染(C型肝炎ウイルスの感染)の増加は、戦後本邦における…輸血等の医療行為にもとづくものなどが原因」であるとし、 「肝臓病診療に携わっている医師、研究者のみならず、医学会さらには厚生省はもとより地方自治体など、社会全体がこの肝がんに対して特別な関心と 撲滅のための努力をしなければならい…」と宣言しています。
宣言の背景には、肝臓がんによる年間死亡者数が約4万人と急増していること、その一方でC型肝炎への治療や、肝臓がんに対する予防と治療法が前進していることがあります。

◆治療法の前進

C型肝炎に対するインターフェロン療法は、治癒困難であったタイプの感染者でも約60%、それ以外のタイプでは80%以上の治癒率にまで前進しています。
また、肝臓がんに関してもそのほとんどがC型、B型肝炎を主とした慢性肝障害から発生するので、 こうした患者さんに対して定期的に腹部超音波検査を行うことで早期発見が可能であり、早期治療を行えば良好な経過も得られるようになりました。

◆非アルコール性脂肪性肝炎について

最近、生活習慣病との関連で、飲酒によらない脂肪肝が問題となっています。
従来あまり関心を持たれなかった脂肪肝ですがその約1割が非アルコール性脂肪性肝炎(略称;NASH)となり 肝硬変・肝がんへ進行することがわかってきました。
まだ診断法や治療法は十分には確立されていませんが、生活習慣病対策、特に肥満対策が大切なようです。

◆薬害肝炎運動への関わり

汚染されたフィブリノゲンの注射によってC型肝炎に感染させられた薬害肝炎の原告の方々と 国とが平成20年2月に和解しました。
製薬企業との和解、全ての患者さんの救済と課題はまだまだ山積みです。
私たちは、愛媛肝炎の会(愛称;甘草の会)や薬害肝炎被害者を支援する会などと協力してこの問題に取り組んでいます。

喘息

喘息の症状

喘息といっても軽いものから重症までさまざまあります。
軽症の喘息では、昼間はなんともないのに、夜寝てから明け方にかけて、呼吸が苦しくなってゼーゼー喘ぐような発作があります。
最初のうちは、風邪をこじらせたときだけ、季節の変わり目のほんの数日だけだったのが、重症になると、徐々に回数が増え、季節にかかわりなく、昼間もゼーゼー、息苦しくなります。

喘息の対処法

なるべく早期に喘息の早期診断をするべきです。
そして、喘息は発作の回数と呼吸困難の程度により、その時々の治療法があります。基本は発作を抑える治療と、発作を予防する治療の2種類で行います。


  発作の回数
発作の強度   少ない 多い
軽い A B C
中等度 B B C
重症 C C C
  • 発作の回数少ない=年に数回、1ヶ月に1回以内。
  • 発作の回数中=春秋の季節の変わり目だけ、又は1ヶ月に数回。
  • 発作の回数多い=週に1回以上。
  • 発作の強度軽い=ゼーゼーなど喘鳴はあるが仕事や学校を休まない程度。
  • 発作の強度中等度=ゼーゼーなどの喘鳴のため仕事や学校へ行くことができない。
  • 発作の強度重症=息苦しくて横にもなれない。

[A]レベルでは発作のときだけの、発作止めの治療でよろしいでしょう。
[B]レベルでは発作止めに加えて、予防の薬を使う必要があります。
[C]定期的に病院や診療所に通院して、医師の指導の下、治療を受けましょう。そして、少しでも速く[B]レベルや[A]レベルになるようにしましょう。

高脂血症と動脈硬化症

高脂血症とは

高脂血症とは、血液中の脂質(コレステロールや中性脂肪など)が異常に上昇した状態をいいます。
コレステロールは、心筋梗塞、脳梗塞などの原因となる動脈硬化を促進することから、一般に「悪者」のイメージで見られがちですが、本来、コレステロールは私たちの身体にとって、細胞膜、性ホルモン、副腎皮質ホルモン、胆汁酸の材料として欠かせないものです。しかし、血液中にコレステロールや中性脂肪が多くなると余分なコレステロールが血管に沈着し動脈硬化を起こすことになります。


コレステロールには善玉と悪玉がある

また、コレステロールには、動脈硬化を促進する「悪玉」コレステロール(LDL)と動脈硬化を抑える「善玉」コレステロール(HDL)があります。
肝臓で合成されたコレステロールを全身の組織へ運ぶのがLDLコレステロールでこれが増えすぎると動脈硬化を促進します。一方、余分なコレステロールを肝臓に戻す働きをするのがHDLコレステロールです。


高脂血症はなぜ治療が必要なのか

総コレステロールやLDLコレステロールの上昇、HDLコレステロールの低下、そして中性脂肪の上昇は、どれも動脈硬化と関係し、放置すると大切な臓器の血管が動脈硬化によりパイプづまりを起こし、重大な合併症を引き起こします。
すなわち、心臓の血管がつまれば心筋梗塞を起こし、脳の血管がつまれば脳梗塞を起こします。


脂質の正常値とその評価

血液中の脂質の正常値は、以下の通りです。

総コレステロール   (220未満)
中性脂肪  (空腹時で150未満)
HDLコレステロール (40以上)
LDLコレステロール(120未満)


心療内科・精神科

診療内容

心療内科・精神科は、外来における通院治療のみを行っています。受診される方の年齢や病気での制限はありません。外来通院で扱える範囲であれば、どの分野の精神障害についても相談、治療を行います。現在、思春期から老年期まで様々な年齢、病気の方が通院されています。どの年齢層でもうつ病圏の方の受診が多いですが、老年期では認知症の方の受診が多くみられます。

精神障害は病気だけの問題だけではなく、その生い立ちや家庭内や職場での問題、またそれに対する心理的な問題も加わり、人によっては複雑になる場合もあります。粘り強く取り組みましょう。

~診療体制表~

時間/曜日

午前 9:00~12:00

上城

上城

今村

午後 14:30~17:00

上城

夜間 17:00~18:00

上城

心療内科・精神科は予約のみの診察となります。事前に電話での予約をお願いします。
・新患の受付はしておりません。

お願い

現在、他の精神科、心療内科やメンタルクリニックにかかっている方は、主治医の紹介状を持参されるようお願いします。入院を必要とされる方の治療は、病床を備えている精神科病院を受診されるようお願いします。当院は精神科・心療内科での入院はできません。


入院のご案内

入院患者の皆様へ

当院は、愛媛医療生活協同組合の病院です。組合員の皆様の出資金をもとに運営されています。
未加入の方は、医療サービスの質向上と内容充実のために、愛媛医療生活協同組合にご加入くださいますようお願いします。

当院の入院

3病棟(3階)・・・医療型療養病棟
4病棟(4階)・・・地域包括ケア病棟
それぞれの病棟で、適切な医療・介護サービスが提供できるようにしています。
患者様には入院中に病室を移動していただくことがありますが、すべての患者様が最も適切な医療サービスを受け、快適に入院生活を送るためですので、ご理解ご協力をお願いします。
さらに、患者様の病状や治療内容などにより、4病棟から3病棟へ病室を移動していただくこと、また、それに伴って担当医が変更することがあります。予めご了承願います。

入院の手続き

  • 入院の際には必ず「入院申し込み及び保証書」を提出してください。保険証、高齢受給者証などを1階受付に提示してください。
  • また、限度額適用・標準負担額減額認定証や、重度心身障害者医療受給者証、介護保険証(介護認定を受けられている方のみ)などをお持ちの方は、保険証とあわせて提示お願いします。

入院生活に必要なもの

  • ねまき・下着・洗面道具・入浴用具・タオル・バスタオル・すべりにくい履物・ティッシュ・急須・湯のみ・箸・スプーン・その他身のまわり品
  • 各階の患者食堂に給茶機を設置しております。ご自由にお飲みください。
売店&喫茶「結」の営業時間
月曜日から金曜日 午前10時から午後4時まで
土曜・日曜・祝祭日 休み

快適な入院生活を送るために

  • 入院中は決まりを守って快適に過ごしましょう。
  • 起床(洗面)時間・・・午前6時以降
  • 消灯時間・・・午後10時
  • 食事の時間・・・朝食:午前8時 昼食:午後12時 夕食:午後6時
  • 病院玄関・・・午前7時に開錠。午後8時に施錠。
  • ご意見・ご要望・・・1階外来、または各階の病棟に設置してある「虹の箱」までご意見をください。
  • 患者様同士の金品の貸し借りはご遠慮ください。また、多額の現金、貴重品は病院に持ち込まないでください。当院は一切責任を負いかねます。
  • 患者様の持ち物全てにご記名をお願いします。
  • 職員への付け届けはかたくお断りしています。ご協力下さい。
  • 入院期間中の飲酒、喫煙を禁止しています。飲酒・喫煙・そのほか風紀を乱す行為のあった場合は、ただちに退院していただきます。
  • 病院敷地内は全面禁煙となっております。
  • 火災などの非常の際は、職員の指示に従って行動してください。
  • 病室でテレビ番組をご覧の際は、イヤホンをご使用ください。イヤホンは各病棟看護師詰め所で、販売しています。テレビカードは、各病棟患者食堂に設置してある自動販売機で購入できます。消灯後は、テレビの電源を消してください。

携帯電話のご使用について

  • 他の患者様のご迷惑になりますので、携帯電話・PHSは電源を切って、使用をご遠慮ください。やむを得ず使用する場合は、決められた場所に移動してから使用してください。

病院駐車場のご利用について

  • 病院駐車場のご利用は、外来受診の方、一時的な面会の方に限定させていただいています。入院患者様の利用はご遠慮願います。
    (ご利用されたい場合はご相談ください)

外泊、外出について

  • 外泊、外出は担当医の許可が必要です。必ず事前に、病棟職員にご相談ください。

面会について

  • 面会時間は午後1時から午後8時までとなっています。病室以外に、病棟の患者食堂も面会にご利用いただけます。
  • お見舞い品、特に飲食物の場合は、治療上問題となることがあります。持ち込まれた際は病棟職員にご相談ください。
  • 緊急やむを得ない場合のみ、患者様への電話の取次ぎをします。取次ぎできる時間は午前9時から午後9時までです。入院患者様に関する電話での問い合わせには、お答えいたしかねますのでご了承ください。
  • 酒気を帯びた方の来院は、他の患者様のご迷惑になりますので、固くお断りします。

入院費の請求および支払について

  • 毎月末に締め切り計算し、翌月10日頃にお部屋にお配りいたします。退院される日は、その日にお渡しします。
  • 1階総合受付でお支払ください。(総合受付は午後2時から5時頃ですと、待ち時間が少なくてすみます)
  • 保険証および各種受給者証などに変更があった場合は、必ず1階総合受付に提示してください。

診断書および各種文書の申し込みについて

  • 診断書の作成申し込みは、1階総合受付あるいは病棟担当事務職員にお申し付けください。
  • 診断書の完成には1週間ほどかかります。予めご了承ください。
  • 完成した診断書は1階総合受付でお渡しいたします。作成料は診断書の受け取りの際にお支払ください。
  • 診断書類の金額は新居浜市医師会の基準に沿って価格設定をしております。愛媛医療生活協同組合に加入されている方は、半額で提供いたします。(半額で提供できない文書もあります)

新居浜協立病院は、室料差額をいただきません

私たちの病院は「お金の心配をしなくてもかかれる自分たちの医療機関がほしい」 という声によって地域住民と医療従事者が手を携えてつくった病院です。
いのちは平等であり、お金のあるなしで医療に差別があってはなりません。

私たちはこのような立場から、室料差額は一切いただいていません。

患者様の症状による医療の必要性から個室の入退室を決めています。 その為、患者様から個室のご希望があった際も、医療の必要性から判断をさせていただくことになります。

0897-37-2000

休診日 / 土曜日の午後、日曜・祭日、8月15日、12月30~1月3日

※火曜日の午後診は15:00~になります。